無添加で安全性が高いことはドッグフード選びの重要なポイントですが、もう1つ気になるのが愛犬の食いつきの良さですよね。
ワンちゃんがドッグフードを残すと心配になるという飼い主の方の声をよく耳にします。
無添加ドッグフードも最近ではさまざまな製品が登場して店頭に並んでいますが、犬にも人間と同じように食べ物に対する好き嫌いがあるのをご存知でしょうか。
そこでワンちゃんはどんな無添加ドッグフードを好むのかを考えてみましょう。
やはり肉が多いフードが大好き
味を識別する舌の細胞を味蕾といいますが、犬の場合はその数が人間の1/5ほどしかなく人間ほど味には敏感ではないといわれています。
それでも甘味、塩味、苦味、酸味を感じることは可能です。
優れた嗅覚で感じるにおいだけでなく、歯ざわりや舌ざわり味を総合しておいしいか、まずいいかを判断しているのです。
とくに肉や脂肪から抽出されるエキスを非常に好みます。
ですから無添加ドッグフードでも原材料に肉が多く配合されているものを選ぶと、よく食べてくれるケースが多いようです。
原材料表示の上位3番目くらいまでが肉というフードや50パーセント以上も肉が配合なされているものもあり、価格的な面がクリアできるならばお試しになってみてはいかがでしょうか。
切り替えよりも断食が効果的
肉が多く配合されているフードなのに食いつきが悪いのであれば、別の肉をメインとしたものに切り替えるのも1つの手段といえます。
ただ食に対する危機感の喪失で食いつきが悪くなる、つまり愛犬のわがままが原因の場合もあるので注意してください。
人間に飼われている犬は狩りをしないでも毎日決まった時間に食事ができるので、狩りに失敗して餌にあり付けない飢えを知らないわけです。
無添加で良質なドッグフードを食べていて特に健康に問題がなければ、断食のほうが切り替えよりも効果的ともいわれているほどです。
お腹が空いて可哀そうだと思われるかもしれませんが、犬は3日くらいならば水だけでも健康を害することはありません。
フードを入れる容器も食べる食べないに関らずの10分程度で下げるようにしましょう。
すぐに食べないと片付けられて餌にありつけないと学習することで、愛犬のわがままが正されますが、完食したら褒めてあげることもお忘れなく。
フードのサイズも食欲に影響
また一番流通しているドライタイプで飼い主の方が、意外と見落としがちなのがフードのサイズです。
このタイプのフードは価格的にもリーズナブルで、多くの製品が流通しています。
粒のサイズもそれぞれ違いがあり様々ありますよね。
犬は犬種によってかなり体格に差がありますが、小型犬は喉が細く消化器官もやはり小ぶりなので、小粒のドッグフードを与えてあげると、食欲が増すようになることがあります。
ただ中型や大型の成犬の場合だと、大きい粒は顎を鍛える効果がありますから、大きい粒のドッグフードを与える方がいいかもしれません。
とはいえ大粒のフードだと残すようならば、小粒のものを試してみてください。
まとめ
無添加の総合栄職でもアレルギーのリスクなどを考えると、ドッグフードは1種類だけではなく、複数をローテーションして与える方が安全です。
しかしいままでずっと1種類のフードのみを与えていた場合には、いきなり切り替えるのは止めましょう。
人間も食習慣が激変するのはすごいストレルを伴いますが、それは犬だって同じことです。
犬にも味の好みがあることは先ほど触れましたが、別の見方をすると食べ慣れたものを好むともいえます。
愛犬の食欲不振で悩んでいる飼い主の方は意外に多いようですが、原因がドッグフードということは充分あり得ます。
無添加だったらそれで安心と思わないで、ワンちゃんが好きかどうかも観察するよことも大切です。
そしていろいろなタイプや味のフードを食べさせて、愛犬の食卓にもアクセントを与えるようにしてみてください。
きちんとした食生活は健康の基本なのは、人間も犬も一緒です。
愛犬の好みを考慮しつつ、わがままを正してバランスの良い食事が摂れるようにすることが、一緒に長く生活していくために必要なのす。